膝を曲げると内側が痛む3つの原因と改善方法

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膝を曲げると内側が痛むと聞くと、歩くときや座るときにどうしても不安を感じてしまいませんか。痛みがあると外出を控えるようになったり、家の中でも正座を避けたりして、日常生活に大きな支障が出ることがあります。

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膝の内側が痛む原因は一つではなく、年齢や生活習慣、ケガの経緯などによってさまざまです。きちんと原因を見極めないと、その場しのぎの対処になってしまい、後になって症状が悪化するケースも少なくありません。

本記事では、膝を曲げると内側が痛む主な5つの原因と、その痛みが日常生活にどんな影響を及ぼすのか、そして専門医での治療やリハビリにどのような選択肢があるのかを整理しています。

この記事を通じて、適切な治療やリハビリの重要性をご理解いただき、早めの受診につなげていただければ幸いです。

膝を曲げると内側が痛む3つの原因

膝の内側が痛む場合、考えられる原因は一つではなく、複数の要素が絡み合っていることも少なくありません。ここでは特に代表的な原因として、内側半月板の損傷や内側側副靭帯の損傷、変形性膝関節症の初期症状を取り上げ、どのような特徴があるかを概説します。

その後の節では、それぞれの原因が引き起こす問題や痛みのメカニズム、そして診察の重要性などを詳しく紹介していきます。

内側半月板の損傷

膝関節の中には半月板という軟骨組織があり、これがクッションのような役割を果たしています。内側半月板は膝の内側に位置するため、急な方向転換やひねり、転倒などの外力がかかったときに損傷しやすいのが特徴です。

損傷の程度が軽い場合は、はっきりとした痛みや腫れを感じにくいこともありますが、曲げ伸ばしの際に引っかかるような違和感が出たり、膝の奥にうずくような不快感があったりします。

半月板が傷ついたまま無理をして動き続けると、周りの組織にも負担がかかり、炎症が長引く可能性があります。

さらに、損傷が進んでしまうと歩くことが難しくなったり、膝をかばう姿勢が続くことで腰や股関節などの他の部位にも負担が広がる恐れがあります。半月板の断裂が疑われる場合は、放置せずに早めに検査を受けることが大切です。

内側側副靭帯の損傷

膝を内外から支えている側副靭帯は、内側にも外側にも存在します。膝の内側が痛むときには、内側側副靭帯にダメージが入っている可能性があります。靭帯は関節の安定を保つ要所であるため、ひねったり衝撃を受けたりした場合に損傷しやすい部分です。

サッカーやバスケットボールなどで急に切り返す動作をするスポーツ中のケガに多くみられますが、日常生活の中でも段差につまずいたときや、階段から滑り落ちた際に痛めてしまうケースもあります。

内側側副靭帯が損傷すると、膝を支える力が弱くなるため、膝がぐらつくように感じたり、普通に歩いていても不安定感がつきまとったりします。

さらに、膝の曲げ伸ばしでピリッとした痛みが生じる場合もあります。放置すると痛みはもちろん、関節全体の機能が低下しやすいため、状態に合った固定やリハビリが必要です。

変形性膝関節症の初期症状

膝の軟骨がすり減ることで起こる変形性膝関節症は、中高年の方や長年スポーツを続けている方によくみられます。初期段階では、立ち上がるときや歩き始めにだけ痛むという症状が多く、しばらく動くと落ち着くこともあります。

しかし、少しずつ軟骨の摩耗が進むと、痛みが出る頻度や強さが増し、特に内側に集中して痛むケースが少なくありません。

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変形性膝関節症の怖いところは、放置するとさらに膝の骨が変形したり、筋肉まで衰えて動きにくくなる可能性がある点です。

初期段階であれば、リハビリや生活習慣の見直しで進行を食い止めやすくなります。曲げ伸ばしの際に違和感や軽い痛みが出始めたと感じたら、早めに受診して現状を把握することが得策です。専門的な検査を通して、軟骨の減り具合や炎症の状態がわかれば、痛みを悪化させないための対策を立てやすくなります。

膝の痛みによる3つの日常生活への影響

膝を曲げたときの内側痛を放置していると、ふだん何気なく行っていた動作で強い痛みを伴うことが増えます。

ここでは、特に顕著にあらわれやすい3つの影響について取り上げ、それが生活の質にどう関わってくるのかをお話しします。

階段の昇り降りの困難

階段の上り下りは、膝に大きな負荷がかかる動作です。膝の内側に痛みがあると、段差を踏み込むときの衝撃やバランスの不安定さが増し、いつもなら何気なくできていた昇り降りが大きな苦痛に変わることがあります。

特に降りる際は、膝の曲げ伸ばしを繰り返すため、内側の痛みが響きやすいと感じる方も多いでしょう。その結果、階段を避けてエレベーターやエスカレーターを選ぶなど、活動範囲が狭まってしまうことがあります。

正座時の違和感

日本の生活習慣では、畳や座敷などで正座をする場面があります。しかし、膝を深く曲げた状態が長く続くと、膝の内側に強い圧力がかかり、痛みやしびれを感じる方もいます。

何とか正座をしても、少し経ってから膝を伸ばそうとすると痛みが走り、立ち上がるときに苦労するケースも珍しくありません。正座ができなくなると、家族や友人と過ごす場面でも気を使うようになり、精神的な負担が増えることも考えられます。

歩行時の不安定感

膝の内側の痛みが続くと、歩くときに痛い方の膝を庇うようになり、自然と姿勢がくずれやすくなります。

その結果、重心のバランスが乱れ、わずかな段差や傾斜でも転びそうになる不安定感が出てくることがあります。また、膝をかばうあまり、腰や足首に負担が集中してしまい、他の部位を痛めてしまうことにもつながりかねません。

歩くたびに痛みを感じるようになると、外出する機会が減り、さらに筋力が低下するという悪循環に陥る恐れがあります。

膝の内側の痛みに対する3つの治療法

膝の痛みを感じたら、まずは専門医の診察を受けるのが基本です。ここでは、クリニックで受けられる治療の大まかな流れを紹介し、どのように進めていくと痛みを改善しやすいかを説明していきます。

専門医による早期診断

膝の内側に痛みが出たら、早めに専門医を受診することが最優先です。問診や触診、さらにレントゲンやMRIなどの画像検査を組み合わせることで、痛みの原因や損傷の程度、炎症の有無などを詳細に把握できます。

特に、半月板や靭帯が傷ついている場合は、画像検査の結果が治療方針を決めるうえで非常に重要なカギを握ります。早い段階で原因を特定できれば、適切なリハビリや必要な場合には手術のタイミングなどを見極めやすくなり、痛みの悪化を防ぐことにつながります。

適切な運動療法

痛みがあるからといって、完全に安静にしすぎると筋肉の衰えや血行不良を招き、かえって回復を遅らせることがあります。

専門医や理学療法士は、患者さん一人ひとりの状態や生活環境を考慮しながら、適切な運動メニューを提案してくれます。

膝に負担をかけすぎないようにストレッチから始める場合や、筋力強化のための軽いエクササイズを取り入れる場合など、その内容は人によってさまざまです。痛みの状況を見ながら段階的に運動のレベルを上げることで、膝の安定性が増し、内側の痛みを和らげていくことが期待できます。

生活動作の改善指導

運動療法だけでなく、日常の動作を見直すことも欠かせません。椅子から立ち上がるときや階段を下りるときなど、ちょっとした動きのクセが膝を痛める原因になることがあります。

専門医や理学療法士は、患者さんの動作を細かく観察し、膝を曲げる角度や重心の置き方などをアドバイスしてくれます。正しい動作を覚えて習慣化することで、膝の内側への過度な負担を軽減でき、再発のリスクを抑えられるのです。

膝の内側痛改善に向けた3つのポイント

膝の内側が痛むと、どうしても不安になったり、外出の機会を減らしたりしがちです。しかし、適切な治療と正しいリハビリの積み重ねで痛みが軽減する可能性は十分にあります。

ここでは、痛みの改善を目指すうえで大切になる3つのポイントをご紹介します。

詳細な検査による原因特定

膝の痛みの原因がわからないまま対処を続けても、根本的な改善につながらないことがあります。

特に、内側半月板や内側側副靭帯のように、具体的に傷ついている組織がある場合は、画像検査でその状態をしっかりと把握することが重要です。

また、変形性膝関節症の可能性があるなら、軟骨の摩耗度合いや炎症の程度も確認しなければなりません。自分の膝が今どういう状態なのかを明確にすることで、治療の方向性を定めやすくなり、余計な遠回りを避けられます。

個別化された治療計画

膝の内側痛と言っても、患者さんごとに背景や痛みの強さ、生活習慣は異なります。

そのため、一律の治療方法ではなく、個別のリハビリ計画を立てることが欠かせません。体力に自信のある方なら、筋力をつけるトレーニングを重視したアプローチが有効な場合もありますし、関節の炎症が強い方なら、まずは安静とアイシングを中心に進めるケースもあります。

専門医や理学療法士と相談しながら、自分に合った治療計画を立て、無理なく続けていくことが痛みの改善への近道です。

予防的トレーニング指導

痛みが和らいだ後も、そのまま何もしないでいると、再び膝の内側痛を引き起こす可能性があります。再発を防ぐには、適度な筋力維持や柔軟性の確保が大切です。専門家によるトレーニング指導では、太ももやお尻の筋肉を鍛えるエクササイズや、関節の可動域を保つストレッチなどを中心に行います。

生活の中で続けられる簡単な動きや、膝を痛めにくい姿勢のコツなども教えてもらえるでしょう。こうした予防的なケアを意識することで、膝の安定性が高まり、再び曲げ伸ばしで痛みが出るリスクを減らせます。

まとめ

膝をきちんとケアして、ふたたび痛みを気にせずに歩いたり座ったりできるようになるためには、早めの行動が鍵となります。

この記事をお読みいただいた方が、適切な治療への一歩を踏み出しやすくなり、膝の痛みのない健やかな暮らしに近づいていけるよう願っています。

専門医の診察では、状況に応じてさまざまな選択肢を提案してくれますので、ぜひ予約を検討してみてください。早期に診療を受けることが、膝の将来を左右する大切な一歩になるはずです。


竹下整形外科

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