膝のむくみを伴う痛みの3つの特徴

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膝の痛みとむくみは、日常生活に大きな支障をきたす症状のひとつです。朝起きると膝がパンパンに張ったような感覚があったり、夕方になると重だるく腫れてくるといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

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特に40代以降になると、変形性膝関節症などの加齢に伴うトラブルが増えやすく、膝関節まわりの炎症や腫れが進行することがあります。

こうした膝の痛みやむくみを放置してしまうと、徐々に歩行や階段昇降が難しくなり、日常生活の質が下がるだけでなく、他の部位への負担から二次的な症状が現れることもあるのです。そこで本記事では、膝の痛みとむくみが同時に起こる原因や、特徴的な症状、実際に行われる治療や対策の方法などをわかりやすく解説していきます。

もし今まさに膝の不調でお悩みの方がいらっしゃいましたら、早めにクリニックを受診して原因を明らかにし、適切な治療を受けることで、よりスムーズに回復を目指しましょう。

膝の痛みとむくみが起こる5つの原因

まずは、膝に痛みとむくみが同時に起こりやすい主な原因をご紹介します。それぞれの要因によって炎症の度合いや症状のあらわれ方が異なり、また治療内容も変わってくることが多いです。

原因ごとに少し踏み込んだ説明を加えていきますので、思い当たる点がないか確認しながら読み進めてみてください。

関節液の過剰分泌による腫脹

膝関節の中には、骨と骨が直接擦れ合わないよう潤滑油の役目を果たす関節液が存在します。通常は適量が保たれていますが、膝に負担がかかる動作やケガなどがきっかけで炎症が生じると、関節を守ろうとして関節液が過剰に分泌されることがあります。

その結果、膝がむくんだように腫れ、周囲の組織を圧迫して痛みが出やすくなります。初期の段階であれば休息をとることで回復する場合もありますが、炎症が長引くと慢性的な腫脹(しゅちょう)になりやすいのが厄介な点です。

変形性膝関節症の炎症反応

変形性膝関節症は、加齢や肥満、長期間の負荷などによって膝関節の軟骨がすり減り、炎症や変形が進む疾患です。

多くの場合、膝の内側に強い痛みを訴えるケースが多いものの、軟骨のすり減り方や脚のラインによっては外側や膝全体が腫れることがあります。炎症が強くなると関節液が増え、むくみが生じるために膝が曲げにくくなったり、歩くときに強い痛みを感じたりすることがあるのです。

早期に専門医の診断を受けると、変形の進行を抑えながら痛みとむくみを軽減できる可能性が高まります。

半月板損傷による滑液増加

膝の関節には、内側と外側に半月板という軟骨組織があり、衝撃吸収や関節の安定化を担っています。スポーツや日常の動作で半月板が傷つくと、関節内で炎症が起こり、滑液(関節液)の分泌が増加します。

その結果、膝全体が腫れぼったくなり、痛みとむくみをともなうことが少なくありません。半月板の損傷は、レントゲン検査では見つけにくいため、必要に応じてMRI検査を行い、程度や部位を正確に把握したうえで適切な治療方針を決定することが大切です。

靭帯損傷後の浮腫性変化

膝の靭帯(前十字靭帯や後十字靭帯など)が何らかの理由で部分的に損傷したり伸びたりすると、関節の安定性が損なわれます。

すると膝に負荷がかかる動きで微細な炎症が続き、慢性的な浮腫(むくみ)を引き起こす場合があります。

強い衝撃を受けての大きな損傷に限らず、姿勢のゆがみやスポーツでの繰り返しの負荷などでも知らず知らずのうちに靭帯が弱り、痛みとむくみが慢性化していることもあるため注意が必要です。

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関節リウマチの炎症性腫脹

関節リウマチは自己免疫の異常によって関節の内側にある滑膜が炎症を起こし、関節液が過剰に分泌される病気です。

手や足の小さな関節から症状が出始めることが多いですが、膝にも炎症が広がると強い痛みや腫れが生じる可能性があります。

リウマチ特有の症状としては、朝のこわばりや左右対称に関節が腫れるといった特徴が挙げられます。放置すると関節が変形してしまうケースもあるため、早期発見と治療がとても重要です。

膝のむくみを伴う痛みの3つの特徴

上で挙げた原因によって膝が腫れたときには、どのようなタイミングや状態で痛みを感じることが多いのでしょうか。

代表的な特徴を3つ挙げ、それぞれの症状が示す可能性や注意点をお伝えしていきます。特に朝方や夜間など、時間帯によって痛みの質が変わることがあるので見逃さないようにしましょう。

朝方のこわばりと腫れ

朝起きてすぐ、膝がこわばったように動かしづらい経験はありませんか。変形性膝関節症や関節リウマチなどでは、就寝中に体を動かさないために血流が滞り、炎症成分が溜まりやすくなります。

その結果、むくみとともにこわばり感が強くなるのです。しばらく動かしていると多少は楽になることもありますが、痛みが日増しに強くなるようなら専門医の診察を検討するほうが安心です。

運動後の急激な腫脹

スポーツや長時間のウォーキング後など、膝を酷使したあとに急に膝周りがパンパンに張ってくるような場合は、関節液が大量に分泌されている可能性があります。関節内部の組織にダメージがあると、身体はそれを修復しようとして炎症反応が活発になり、痛みと腫れが一気に増すのです。

腫れが急激に表れるときは、アイシングなどの応急処置を行いながら、なるべく早く医師の診察を受けて適切な対応を取ることが望ましいでしょう。

夜間の持続的な違和感

夜になると膝がズキズキして眠りにくい、あるいはじんわりした痛みやむくみ感が続いて休まりづらいという声もしばしば聞かれます。

これは、日中に負担をかけた膝が炎症を起こし、血管の拡張や体液の停滞によって痛みや腫れが強まるためです。夜間に痛みが続いてしまうと睡眠不足になり、回復力も落ちてしまうため、早めに医療機関で検査を受け、原因を突き止めることが大切です。

膝の痛みとむくみに効く3つの治療法

では、膝が痛みつつむくんでいる場合、どのような治療が考えられるのでしょうか。症状の原因を正確に把握したうえで、医師や理学療法士が連携して治療を進めることが理想です。

3つの治療法は、膝の痛みと腫れを改善するうえで広く行われているもので、それぞれの特徴を理解しながら、自分に合った方法を選ぶ参考にしてみてください。

専門医による消炎治療

膝の痛みやむくみの根本には、炎症が関わっていることが多いです。そのため、専門医のもとで消炎治療(内服薬や外用薬、注射など)を行い、炎症を鎮めることで痛みと腫れをコントロールします。

症状が強い場合は、関節内に溜まった液を抜いたり、ステロイド注射を用いたりするケースもあります。炎症が軽減されると、日常生活の動作が楽になり、リハビリなど次のステップにスムーズに移行できます。

理学療法士の個別リハビリ指導

膝の機能を向上させるうえで欠かせないのがリハビリです。理学療法士による個別指導では、筋力アップだけでなく、柔軟性を高めたり、正しい姿勢・歩き方を覚えたりするトレーニングが行われます。

膝の痛みや腫れがあるときこそ、無理のない範囲で体を動かし、血流やリンパの流れを促すことが回復を早めるポイントです。自己流での運動はかえって膝を痛めるリスクもあるため、専門家のもとで正しく動く方法を学ぶと、むくみの軽減につながりやすくなります。

最新の再生医療アプローチ

近年、再生医療の発展によって、傷ついた軟骨や半月板の修復を促す治療が行われるようになりました。自分の血液や細胞を利用した治療法では、身体が本来持つ修復力を高めて炎症を抑え、軟骨の再生をサポートする可能性があります。

症状や進行度によって適用できるかは異なるため、まずは専門医と相談して、自分の膝の状態に合った治療計画を立てましょう。従来の保存療法やリハビリと組み合わせることで、効果を実感しやすくなる場合があります。

むくみのある膝の痛みを和らげる3つの対策

治療と並行して、日常生活でもむくみを伴う膝の痛みを軽減できる工夫を取り入れると、回復スピードが上がることがあります。

手軽に実践できる3つの対策を紹介していきます。いずれも強い負荷をかけずに行える方法なので、ぜひ取り入れてみてください。

適切な圧迫療法の実施

弾性包帯やサポーターを用いて膝まわりを適度に圧迫すると、余分な体液が溜まりにくくなり、むくみの軽減に役立ちます。

ただし、きつく巻きすぎると血行不良を引き起こして痛みが増す恐れがあるため、専門家の指導を受けて正しい圧迫具合を確認することが大切です。昼間はサポーターを使用し、夜間は外して休ませるなど、時間帯によって工夫してみると快適に続けやすくなります。

生活習慣の改善方法

膝への負担を軽減するには、体重管理や姿勢改善が重要です。体重が増えると膝の関節にかかる力が大きくなるため、適正体重を保つことがむくみや痛みのコントロールに大きく寄与します。

また、歩き方や座り方、立ち上がりの動作などで膝を大きくねじっている場合もあるので、普段から姿勢を見直すことは効果的です。デスクワーク中心の方は、定期的に立ち上がって軽いストレッチをし、血液とリンパの流れを促進する習慣をつけましょう。

運動強度の調整方法

膝がむくんでいるときには、運動量を適切にコントロールすることが欠かせません。いきなり激しい運動や長時間のウォーキングを行うと、かえって炎症を悪化させる恐れがあります。まずは短時間かつ軽めの運動から始め、痛みがない範囲で徐々に負荷を増やしていくのが理想です。

プールでのウォーキングや自転車こぎなど、水圧やサドルによって膝への衝撃を和らげられる方法も検討してみると良いでしょう。運動を行う前後には、膝をしっかり観察し、腫れや痛みが増えていないかを確認する習慣をつけることが大切です。

まとめ

「膝がむくんでいるから、そのうち自然に引くかもしれない」と放置してしまうと、慢性的な痛みや腫れに悩まされるリスクが高まります。

早めに専門医の診察を受ければ、痛みとむくみの原因を突き止め、適切な治療やリハビリプランを立てることができます。クリニックを受診し、一人ひとりの症状に合わせたケアを続ければ、膝の状態を安定させて日常生活を快適に過ごすことが十分期待できます。

もし膝の痛みとむくみが気になっている方がいましたら、どうぞ遠慮なく専門家にご相談ください。痛みを我慢するよりも、早めに行動したほうが回復がスムーズになり、膝を大事に使っていくうえでも大きなメリットがあります。

あなたの膝が再び軽やかに動くよう、一緒に対策を始めてみてはいかがでしょうか。


竹下整形外科

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