膝の痛みに効く食べ物と栄養成分5つ

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膝に痛みを抱えている方に向けて、食事面からどのようにサポートできるかをまとめました。普段の食習慣が膝関節にどのような影響を与え、どんな栄養成分が役立つのかをご紹介することで、膝の痛みを少しでも軽くするきっかけになればと思います。

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膝痛は放置すると長引くことも多く、日常生活の動作に大きな支障が出てしまう可能性があります。もし不安を感じているなら、早めに専門のクリニックへ相談して、自分に合った治療や食事プランを一緒に考えてみてください。

以下では、膝に効く栄養成分や関節の健康に役立つ食品、逆に痛みを悪化させやすい食習慣などを順番に解説していきます。

膝の痛みに効く5つの栄養成分

ここでは、膝の痛みに良いと言われている代表的な栄養素をご紹介します。軟骨や関節をサポートする成分には、具体的にどのような働きがあるのでしょうか。

それぞれの特徴や期待できる効果を知っておくと、普段の食事を見直すときの参考になるはずです。

コラーゲンによる軟骨修復効果

コラーゲンは、私たちの身体を構成するタンパク質のひとつで、皮膚や軟骨、靱帯など、さまざまな組織に含まれています。膝関節の軟骨をしなやかに保つうえでも重要な役割があり、摂取することで軟骨をサポートする可能性があると考えられています。

特に加齢によって関節まわりが弱りやすい方は、コラーゲンを含む食品を意識的に取り入れるとよいでしょう。鶏の軟骨や豚足、魚の皮などに含まれており、煮込み料理などで手軽に摂取しやすいのが特徴です。

コラーゲンは分子量が大きいので、胃腸で分解されてしまうため、必ずしもそのまま軟骨に届くわけではありませんが、身体にとって必要なタンパク質源であることは間違いありません。適度な運動と組み合わせることで、コラーゲンの合成をさらに後押しできるとも言われています。

グルコサミンの関節保護作用

グルコサミンは、人間の体内で作られるアミノ糖の一種で、軟骨の主成分となるプロテオグリカンの生成を助けることで知られています。

関節を滑らかに動かすための潤滑油のような役割を果たすため、不足すると膝を曲げ伸ばしするときに強い痛みやゴリゴリとした違和感を感じることが増えるかもしれません。

食品では、エビやカニなどの甲殻類に多く含まれていると言われますが、日常的な食事だけで必要量をまかなうのは難しい場合があります。

グルコサミンをサプリメントで補う方もいますが、もし膝の痛みが続くようなら、まずは医師に相談してみるのがおすすめです。サプリメントが必要かどうか、他の栄養素との兼ね合いなども含めて専門家に確認できれば、より安心して取り入れやすくなるでしょう。

コンドロイチンの軟骨強化機能

コンドロイチンは、軟骨内で水分や栄養素を保持するはたらきを担い、関節を柔らかく保つ助けになる成分と考えられています。軟骨の摩耗を抑え、衝撃を和らげるクッションのような機能を高めることで、膝の痛みや腫れを防ぐ可能性が期待されます。

コンドロイチンはサメの軟骨やフカヒレ、牛すじや軟骨入りの食品に含まれていますが、日常的に大量に食べるのは現実的ではないかもしれません。

コンドロイチンもまた、グルコサミンと同様にサプリメントで補われることが多いですが、過剰摂取は望ましくない場合もあります。基礎疾患がある方や薬を飲んでいる方は、クリニックで相談のうえ取り入れるかどうかを検討すると安心です。

オメガ3脂肪酸の抗炎症効果

膝が痛むときには、関節内で炎症が起きていることが少なくありません。そこで注目したいのが、魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸です。

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オメガ3脂肪酸は、体内の炎症をおさえるはたらきがあると言われ、サバやイワシ、サケなどの脂の乗った魚に豊富に含まれています。抗炎症作用によって膝の腫れや痛みをやわらげるだけでなく、血液をサラサラにする効果も期待できるため、生活習慣病の予防という面でもおすすめです。

魚を食べるのが苦手という方や、普段あまり魚を調理しないという方は、缶詰などを活用してみるのもよいでしょう。サバ缶などは手軽に取り入れやすく、料理時間も短縮できるため、忙しい方でも続けやすい方法です。

ビタミンCの結合組織強化

ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるために欠かせない栄養素で、関節や靱帯などの結合組織を強化するうえでも重要だとされています。

たとえば、野菜や果物をしっかり摂るとビタミンCが補給でき、身体の内側から軟骨の健康を後押しできる可能性があります。特にピーマンやブロッコリー、イチゴやキウイなどに多く含まれているので、日々の食事に加えてみるとよいでしょう。

ビタミンCは水に溶けやすく、熱にも弱い性質があるため、できるだけ生のまま食べるか、加熱時間を短めに調理することがポイントです。

また、1度に大量に摂っても体外に排出されてしまうため、毎食少しずつ摂取することを意識すると効率よく補給できます。

関節の健康に役立つ3つの食品群

ここでは、関節の健康を維持するうえで取り入れたい3つの食品群に注目します。意外な食材に大切な栄養素が含まれていることもあるので、食事の幅を広げる参考にしてみてください。

魚介類に含まれる栄養素の効果

先ほどオメガ3脂肪酸に触れましたが、魚介類にはその他にも良質なタンパク質やミネラルが豊富に含まれています。

魚の骨ごと食べられる小魚やシラス、あるいはエビ・カニの殻部分などにはカルシウムが多く、骨や関節を丈夫にする助けになるかもしれません。肉中心の食生活になりがちな方は、週に数回は魚をメインにした献立を用意すると、膝への負担軽減につながる可能性があります。

野菜類による抗酸化作用の働き

緑黄色野菜やトマト、ナスなどの色の濃い野菜には、ビタミンやミネラルに加えて抗酸化作用をもつ成分が多く含まれています。抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素を抑えるはたらきのことで、関節の炎症や組織のダメージを軽減することが期待されます。

とくにブロッコリー、ほうれん草、ニンジンなどはビタミンやミネラルがバランス良く含まれており、膝のケアを考える上でも取り入れたい野菜と言えます。

煮込みやスープにするときは、野菜の栄養が溶け出したスープも飲むようにすると、無駄なく栄養を摂取できます。生野菜サラダやおひたしなど、調理法を変えて飽きずに食べ続けるのがポイントです。

発酵食品がもたらす炎症抑制

味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品は、腸内環境を整えることで知られていますが、膝の痛みにも良い影響がある可能性があります。

腸内環境が整えば、免疫機能が安定し、身体全体の炎症反応が落ち着きやすくなると考えられています。また、納豆に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにするはたらきがあり、膝を含む全身の血流を改善して疲労回復やむくみ軽減につながるかもしれません。

ただし、塩分の取り過ぎには気をつけましょう。発酵食品のなかには塩分が高めのものもあるので、味付けを調整しながらうまく活用すると安心です。

膝の痛みを悪化させる3つの食習慣

ここでは、せっかく良い栄養を意識して摂っていても、膝の痛みをかえって強めてしまう可能性がある食習慣を取り上げます。自分の日々の食生活を振り返るときのチェックポイントにしてみてください。

過剰な糖質摂取による影響

甘いお菓子や清涼飲料水、パンやご飯の食べ過ぎなど、糖質を過度に摂取していると、体重増加や血糖値の乱高下が起こりやすくなります。

体重が増えると膝への負荷が大きくなり、関節の痛みが出やすくなるばかりか、炎症を助長するホルモンが増えるとも言われています。糖質そのものを完全に断つ必要はありませんが、適度な量を守ってバランス良く摂取することが大切です。

糖質をエネルギー源としてうまく使うためには、食物繊維やタンパク質、良質な脂質を同時に摂取することも意識しましょう。血糖値の急上昇を防ぎ、膝だけでなく全身の健康を保つのに役立ちます。

加工食品の危険性と対策

インスタント食品やスナック菓子、添加物が多く使われている加工品は、塩分やトランス脂肪酸などが過剰に含まれている場合があります。

これらを習慣的に食べていると、血流が悪化したり、体重が増えたりして膝の負担を高める要因になりかねません。また、身体に不要な成分を代謝するためのエネルギーが使われてしまい、肝心の軟骨修復や炎症抑制にまわる力が不足する可能性も考えられます。

毎日の食事すべてを手作りにするのは難しいかもしれませんが、できるだけ添加物の少ない商品を選んだり、野菜やタンパク質を加えて加工食品の偏りを補うなど、少しの工夫でダメージを抑えられます。塩分や糖分が多い市販のソースやドレッシングも同様に注意が必要です。

偏った食事による栄養不足

特定の食品ばかりを食べ続けたり、極端なダイエットで栄養素が不足すると、身体が必要とするタンパク質やビタミン・ミネラルを十分に得られなくなります。結果的に、関節や筋肉の修復がうまく進まず、痛みが長引いたり慢性化してしまう恐れがあります。

とくに膝のように体重を支える部位は、筋力が低下すると痛みが出やすくなるため、栄養不足は大きなリスク要因です。

毎食に、主食(炭水化物)、主菜(タンパク質)、副菜(野菜や海藻など)をバランス良く取り入れることを心がけましょう。もし偏りが気になるなら、食事内容をメモしてみるのもひとつの方法です。自分の食事を客観的に見直すだけでも、栄養バランスの偏りに気づきやすくなります。

専門医が勧める3つの食事改善法

次に、医師や栄養士などの専門家が推奨する食事改善の考え方を3つお伝えします。膝の痛みを軽減するには、ただ栄養素を意識するだけでなく、身体全体の状態を整える食生活が欠かせません。

以下の視点を押さえておくと、クリニックで相談するときにも話がスムーズに進みやすくなるでしょう。

抗炎症作用のある食事プラン

膝に炎症が起きている場合、抗炎症作用のある食品を取り入れることを専門家は勧めることが多いです。前述のオメガ3脂肪酸をはじめ、野菜や果物に豊富なビタミン類、発酵食品に含まれる乳酸菌などが代表的な例です。

さらに、スパイスではショウガやターメリック、ハーブティーなども炎症をおさえる働きがあると言われています。

特定の食品だけに頼るのではなく、多彩な食材を組み合わせることが大切です。クリニックの管理栄養士や医師と相談しながら、週ごとにメニューを変えるなどして、飽きずに続けられるプランを探してみるとよいでしょう。

体重管理に効果的な食事選択

体重が増えすぎると、それだけ膝のクッション機能に負担がかかり、痛みを悪化させる可能性が高くなります。そこで、膝の痛みを持つ方にとって、体重管理は非常に重要なテーマとなります。

カロリーを極端に抑えるだけでは栄養不足になりがちなので、良質なタンパク質や食物繊維、適度な炭水化物をバランス良く取り入れることが求められます。

例えば、主食を白米ではなく雑穀米や玄米に変えたり、鶏肉や魚など脂質の少ないタンパク源を中心にしてみるのも一案です。

大豆製品を使った料理や、野菜を多めに食べる工夫もカロリーコントロールには有効です。あまりにも食事制限が厳しいと長続きしないので、無理のない範囲で継続できる方法を探しましょう。

関節に優しい調理方法の工夫

同じ食材でも、調理法によっては油や塩分の摂取量が大きく変わります。膝の調子を整えるためにも、できるだけ余分な負担がかからないよう工夫してみてはいかがでしょうか。

たとえば、揚げ物を減らして蒸し料理や煮込み料理を増やす、塩分を抑えるために出汁や香味野菜を活用して味わいを深めるなど、ちょっとしたアイデアで美味しさと健康を両立できるかもしれません。

また、材料を細かく切ったり、食べやすい大きさに調理することで、咀嚼や消化を助け、栄養吸収もスムーズになります。外食が多い方も、メニュー選びでできるだけ塩分と油を控えめにするなどの意識を持つだけで、膝に優しい食生活へ近づくことが期待できます。

まとめ

痛みが続いたり、原因がはっきりしない場合は、早めにクリニックへ足を運んでみることをおすすめします。

食事だけでなく、運動やリハビリ、医療的なケアなど、多角的なアプローチを組み合わせることで、膝の痛みをより効果的に和らげる可能性が高まるでしょう。

専門家と相談しながら自分に合った方法を見つけて、痛みのない生活を目指してみてください。もし受診を迷っているなら、この記事をきっかけに診療予約を検討してみてはいかがでしょうか。あなたの膝が一日でも早く楽になりますよう、応援しています。


竹下整形外科

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