バスケで起こる膝の痛み5つの主な原因

バスケのプレー中に膝が痛むと、不安とストレスが一気に増してしまいます。
原因と対策を知ることで、一日でも早く思い切りプレーできるようにサポートしていきましょう。
バスケは急なストップやジャンプ、ダッシュなど、膝に強い衝撃がかかる動きが多い競技です。
ここでは代表的な5つの障害について、それぞれの特徴や発生メカニズムを詳しくお伝えしながら、考えられる対処法のヒントにも触れていきます。
ご自身の症状に心当たりがある方は、早めに適切な検査や治療を検討しましょう。
この記事の流れ
バスケで起こる膝の痛み5つの主な原因
ジャンパー膝の発症
ジャンプ動作を繰り返すバスケにおいて、膝蓋腱(しつがいけん)に負担が集中することで起こるのがジャンパー膝です。
具体的には膝蓋骨(しつがいこつ)のすぐ下あたりに炎症が生じ、ジャンプ後の着地などの衝撃でピリッとした痛みを感じることが多いといえます。
痛みが続くとジャンプ動作に支障が出るだけでなく、思いきったプレーができない精神的なストレスにつながることもあります。
ジャンパー膝は早期のケアが非常に重要で、運動量を調整したり、適切なストレッチとアイシングを組み合わせることで進行を防ぐことが可能です。
靭帯損傷のメカニズム
バスケではサイドステップや急停止の際に大きな力が膝にかかるため、膝の安定を保つ重要な役割を果たす靭帯が傷つく可能性があります。
代表的なのが前十字靭帯と後十字靭帯ですが、特に急停止からのターンや切り返しで前十字靭帯を損傷するケースが多くみられます。
一瞬でも踏ん張り方が乱れると、膝がグラついて強い痛みを感じることがあるでしょう。
また後十字靭帯や側副靭帯(そくふくじんたい)など、複数の靭帯を一度に痛めてしまうケースもあるため、捻挫だからと安易に放置せず医療機関を受診することが大切です。
半月板損傷の特徴
膝のクッション役として働く半月板は、バスケのように方向転換が多い競技ではとくに負担を受けやすい部位です。
半月板が傷つくと、膝の曲げ伸ばしで引っかかり感や痛みを覚えるだけでなく、膝が完全に伸びきらないロッキングという症状が起こる場合もあります。
段差を降りる際やジャンプ後に膝を深く曲げたときに痛みが強まることもあり、プレーの継続が難しくなるでしょう。
初期段階では痛みが軽いことがあり、放置すると状態が悪化して軟骨に影響を及ぼす恐れもあるため、MRIなどによる診断を早めに受けると安心です。
オスグッド病のリスク
成長期の中学生や高校生に多いオスグッド病は、膝蓋腱がすねの骨に付着する部位に負担がかかり、炎症を起こすことが主な原因です。
急激な成長期において骨の成熟が追いつかず、繰り返し膝を使う動作で引っ張られることで痛みを感じるケースが多いといえます。
特にジャンプやダッシュを頻繁に行うバスケではリスクが高まるため、成長痛だと軽く考えずに専門的なチェックを受ける必要があります。
この時期に無理をしてプレーを続けると慢性化しやすいので、早めに運動量を制限し、アイシングやストレッチを積極的に取り入れることが望ましいです。
軟骨損傷の可能性
膝関節の軟骨は、体重の負荷を吸収して関節の動きをスムーズにする大切な組織です。
バスケで繰り返される高負荷のジャンプや着地を無理にこなしているうちに、徐々に軟骨がすり減ったり傷ついたりしてしまうことがあります。
痛みの出現だけではなく、膝がこわばるような違和感を覚えたり、腫れが引きにくい場合には軟骨に何らかのダメージが加わっているかもしれません。
放置すると変形性膝関節症のリスクも高まるため、症状の進み方を把握するためにも医師の診察を受けることが大切です。
バスケによる膝の痛みを予防する3つのポイント
痛みが出る前の段階から対策を行うことで、膝への負担を減らし、安全なプレー環境を整えることが可能です。
ここでは特に大切とされる3つの予防策について解説し、どのように取り組むとよいかをご紹介していきます。
日々の練習メニューに取り入れやすい方法を取り上げますので、ぜひ参考にしてみてください。
適切なウォームアップ
ウォームアップを十分に行うことで、筋肉や腱、関節まわりにかかる負担を軽減しやすくなります。
急な動きに対応するためにも、軽いジョギングや動的ストレッチなどを組み合わせ、身体全体を温める意識が重要です。
とくにバスケではジャンプと方向転換が多いので、アキレス腱やハムストリングス、股関節まわりを丁寧に動かしてからプレーに入ることが膝の安全を守る基本となります。
正しいジャンプ着地フォーム
ジャンプの着地で膝が内側や外側にねじれてしまうと、負荷が偏って膝を傷める原因になります。
まっすぐ下に着地して脚全体で衝撃を受け止めることが理想的ですが、実戦の中では姿勢が崩れがちです。
そのため、練習時から意識的にジャンプ着地のフォームを反復し、股関節と膝、足首の連動をスムーズにする必要があります。
フォームが安定すると膝だけに負荷が集中しづらくなるため、痛みの予防だけでなくパフォーマンス面でも効果が期待できます。
筋力バランスの調整
バスケにおいては太ももの前側(大腿四頭筋)だけでなく、裏側(ハムストリングス)やお尻(大臀筋)、そして体幹の筋力も重要です。
膝周辺の筋力バランスが偏っていると、ジャンプや着地、ステップのたびに特定の部位に大きなストレスがかかってしまいます。
したがって下半身全体をまんべんなく鍛えつつ、体幹の安定性を高めるトレーニングを組み合わせることで、膝だけに負担が集中するリスクを減らすことができます。
短時間でも継続すれば効果が期待できるため、日頃の練習メニューに少しずつ取り入れてみることをおすすめします。
バスケ復帰に向けた3つのステップ
もし膝に痛みを抱えてしまった場合、完全復帰に向けては焦らず順序を踏むことが大切です。
早期の適切な処置と再発防止策を取り入れれば、バスケを再開した後も痛みに悩まされるリスクを低減できます。
ここでは確実な復帰を目指すための3つのステップを解説し、それぞれの意義や具体的な方法をご説明します。
詳細な機能評価
まずは医師や理学療法士による専門的な評価を受け、膝の状態や可動域、筋力、痛みの原因を総合的に把握することが重要です。
痛みの原因箇所や損傷の度合いによってはMRIやレントゲン検査が必要となる場合もあるため、自己判断でプレーを再開すると症状を悪化させる恐れがあります。
評価で得た情報をもとに、リハビリや治療の方針を立てることで効率よく回復を促すことが可能となります。
競技動作の改善指導
ある程度症状が落ち着いたら、バスケ特有の動作を再確認する時期に入ります。
ジャンプやストップ、ターンなど、膝に大きな負荷がかかる動作のフォームを修正し、再発を防ぎながら安全にプレーできるように工夫するのです。
必要に応じて装具(サポーターなど)を利用しながら感覚をつかみ、徐々に負荷を上げていくのが理想的なステップといえます。
この段階で無理をして痛みがぶり返すのを防ぐためにも、痛みが少しでも再発したらすぐに担当の医療スタッフと相談することが大切です。
予防トレーニングの導入
競技動作がある程度スムーズにこなせるようになったら、再発を防ぐための予防トレーニングを取り入れるのが効果的です。
先述した筋力バランスや体幹の安定性を意識しつつ、ジャンプ時やステップ時の動きをチェックしながら地道に取り組みましょう。
この過程をしっかり踏むことで、復帰後に痛みが出にくい膝の状態を作り上げ、本来のプレーを目指せます。
長期的に良好なコンディションを保つためにも、定期的な通院やメンテナンスは欠かさないようにしたいものです。
まとめ
膝の痛みを軽視せずに治療や予防策に取り組むことで、安心してバスケを続ける道が開けます。
当院では早期発見と復帰支援を大切にし、患者さん一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
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