膝痛とリウマチの見分け方と対処法|複数の関節が痛む時の注意点
膝の痛みで整形外科を受診したら「変形性膝関節症ではなくリウマチかもしれません」と言われて驚かれる方が少なくありません。膝の痛みというと変形性膝関節症を思い浮かべがちですが、実はリウマチが原因のケースも多く存在します。
特に「朝起きた時の膝のこわばり」「左右の膝が同じように痛む」「膝以外の関節も痛い」といった症状がある場合は、リウマチの可能性を考える必要があります。早期発見・早期治療が何より重要な疾患だからこそ、正しい知識を身につけておくことが大切です。
このページでわかること
- 膝痛を引き起こすリウマチの特徴と症状
- 変形性膝関節症との違いと見分け方
- リウマチによる膝痛のセルフケア方法
- 病院受診のタイミングと治療選択肢
- 日常生活で注意すべきポイント
この記事の流れ
リウマチが膝痛を引き起こすメカニズム
関節リウマチとは何か
関節リウマチは、免疫システムが自分の関節を攻撃してしまう自己免疫疾患です。本来は外敵から体を守るはずの免疫機能が、関節の滑膜(関節を包む膜)を異物と認識して炎症を起こします。
この炎症が続くと、滑膜が腫れて関節液が過剰に分泌されます。膝関節では、この余分な関節液が膝の腫れや痛みの直接的な原因となります。
さらに炎症が長期化すると、軟骨や骨の破壊が進行し、関節の変形や機能障害につながる可能性があります。これが、早期診断・早期治療が重要とされる理由です。
膝関節がリウマチの標的になりやすい理由
膝関節は体重を支える大きな関節で、日常的に負荷がかかりやすい部位です。リウマチでは、負荷の大きい関節ほど炎症が起こりやすく、症状も強く現れる傾向があります。
また、膝関節は滑膜の面積が広いため、炎症が起こると腫れや痛みが顕著に現れます。特に膝蓋上嚢(膝のお皿の上)に関節液が溜まると、膝全体の腫れとして実感されやすくなります。
リウマチによる膝痛の特徴的な症状
対称性の痛み
リウマチの最も特徴的な症状は、左右対称に関節痛が現れることです。右膝が痛いときは左膝も同じように痛み、症状の程度もほぼ同等であることが多くあります。
これに対して変形性膝関節症では、片側の膝から症状が始まり、進行とともに反対側にも広がるパターンが一般的です。最初から両膝が同程度に痛む場合は、リウマチの可能性を考慮する必要があります。
朝のこわばりと症状の日内変動
リウマチでは、朝起きたときの関節のこわばりが特徴的です。膝の曲げ伸ばしがスムーズにできず、「膝が固まっている」ような感覚が30分以上続きます。
このこわばりは時間が経つにつれて徐々に改善し、午後には比較的動きやすくなることが多くあります。一方、変形性膝関節症では動き始めに痛みがあっても、数分で軽減することが一般的です。
複数関節の同時発症
リウマチでは膝だけでなく、手指、手首、肘、肩など複数の関節に同時に症状が現れます。特に手指の第2・3関節(PIP関節、MCP関節)の腫れや痛みが膝痛と併発することが多くみられます。
「膝が痛いと思っていたら、最近手首も痛くなった」「指の関節も腫れてきた」といった症状がある場合は、リウマチの可能性が高くなります。
炎症症状の併発
リウマチでは関節症状に加えて、全身の炎症反応が現れることがあります。微熱、だるさ、食欲不振、体重減少などの全身症状が膝痛と同時期に現れる場合は注意が必要です。
また、膝関節の腫れに加えて、触ると温かく感じる(熱感)ことも炎症の特徴です。変形性膝関節症でも軽度の炎症は起こりますが、リウマチほど顕著ではありません。
変形性膝関節症との見分け方
痛みの性質の違い
変形性膝関節症では「動作時の痛み」が主体となります。階段の昇降、立ち上がり、歩き始めなど、膝に負荷がかかる動作で痛みが強くなり、安静にすると軽減します。
リウマチでは「安静時の痛み」も強く、じっと座っていても膝がズキズキと痛むことがあります。夜間に痛みで目が覚める、朝方に痛みが強いといった特徴も見られます。
年齢と性別の傾向
変形性膝関節症は加齢に伴う軟骨の変性が主な原因のため、60代以降に発症することが多くなります。女性に多い傾向はありますが、男性にも一定数発症します。
リウマチは30〜50代で発症することが多く、男女比では女性が約4倍と圧倒的に多くなります。「まだ40代なのに膝が痛い」という場合は、リウマチの可能性も考慮する必要があります。
画像検査での違い
レントゲン検査では、変形性膝関節症は関節軟骨の狭小化や骨棘形成が主な所見となります。リウマチ初期では、レントゲンで明らかな異常が見つからないことも多くあります。
リウマチの診断では、MRI検査で滑膜の肥厚や関節液の貯留を確認したり、血液検査でリウマチ因子や抗CCP抗体などの自己抗体を調べることが重要になります。
リウマチによる膝痛のセルフケア方法
適度な運動療法
リウマチでは「炎症が強い急性期」と「炎症が落ち着いた安定期」で対応が異なります。急性期には無理な運動は避け、安静期に入ったら適度な運動で関節機能を維持することが大切です。
プールでの水中歩行は、膝への負担を軽減しながら可動域を維持できる優秀な運動です。水の浮力により体重負荷が軽減され、水の抵抗により筋力維持も期待できます。週2〜3回、15〜20分程度から始めてみましょう。
陸上での運動では、椅子に座った状態での膝の曲げ伸ばしや、太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える等尺性収縮運動が効果的です。痛みの強い時は無理をせず、可能な範囲で継続することが重要です。
温熱療法と寒冷療法の使い分け
急性期で膝に熱感や腫れが強い時は、氷嚢やコールドパックで15〜20分程度の冷却を行います。炎症を抑え、痛みの軽減が期待できます。
慢性期で炎症が落ち着いている時は、温熱療法が効果的です。入浴時にゆっくりと膝を温めたり、温湿布を使用することで血流改善と関節の柔軟性向上が期待できます。
朝のこわばりが強い場合は、起床前にベッドの中で膝を軽く動かし、起床後に温めのシャワーを膝にあてると症状が和らぐことがあります。
関節保護と生活動作の工夫
日常生活では膝への負担を軽減する工夫が重要です。正座や深いしゃがみ込みは膝関節に強い負荷をかけるため、椅子での生活を心がけましょう。
階段の昇降時は手すりを積極的に使用し、膝への負担を分散させます。下りでは特に注意が必要で、ゆっくりとした動作を心がけてください。
重い物を持つときは、膝を曲げてしゃがむのではなく、椅子や台を使って高さを調整するなど、膝への負担を避ける動作を身につけることが大切です。
食事と栄養面でのケア
抗炎症作用のある食品
オメガ3脂肪酸を豊富に含む魚類(サケ、サバ、イワシなど)は、体内の炎症反応を抑制する効果が期待できます。週2〜3回は魚料理を取り入れることをおすすめします。
抗酸化作用の高い緑黄色野菜や果物も積極的に摂取しましょう。特にビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンなどの抗酸化ビタミンは、炎症の軽減に役立つ可能性があります。
避けるべき食品
加工食品や揚げ物に多く含まれるトランス脂肪酸は、体内の炎症を促進する可能性があります。できるだけ自然な食材を使った手作りの食事を心がけましょう。
過度のアルコール摂取も炎症を悪化させる要因となります。適量を守り、休肝日を設けることが大切です。
病院受診のタイミングと診断プロセス
受診すべき症状の目安
以下の症状がある場合は、できるだけ早期に医療機関を受診することをおすすめします。左右対称の関節痛が2週間以上続く、朝のこわばりが1時間以上継続する、複数の関節に同時に症状が現れる場合は特に注意が必要です。
発熱、全身のだるさ、食欲不振などの全身症状が関節症状と併発している場合も、早期受診の対象となります。これらは炎症が全身に及んでいる可能性を示すサインです。
診断に必要な検査
血液検査では、炎症反応(CRP、血沈)、リウマチ因子(RF)、抗CCP抗体などを調べます。これらの数値により、リウマチの可能性や疾患活動性を評価できます。
画像検査では、初期診断時にレントゲン検査を行い、必要に応じてMRI検査で詳細な関節の状態を確認します。超音波検査により滑膜の肥厚や血流増加を観察することもあります。
専門医との連携
リウマチの診断・治療には、リウマチ専門医との連携が重要です。整形外科医だけでなく、内科医(リウマチ・膠原病内科)との連携により、より適切な治療方針を決定できます。
早期診断により適切な治療を開始できれば、関節破壊の進行を抑制し、長期的な関節機能の維持が期待できます。
治療選択肢と最新の治療法
薬物療法の基本
リウマチの薬物療法では、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)が治療の中心となります。メトトレキサートが第一選択薬として使用され、炎症の抑制と関節破壊の進行阻止を目的とします。
症状が強い場合は、ステロイド薬や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を併用することがあります。これらは症状の緩和には効果的ですが、根本的な治療ではないため、適切な使用が重要です。
生物学的製剤とJAK阻害薬
従来の治療で効果が不十分な場合は、生物学的製剤やJAK阻害薬などの分子標的薬が選択肢となります。これらは炎症に関わる特定の分子を標的として作用し、高い治療効果が期待できます。
注射薬である生物学的製剤に対し、JAK阻害薬は内服薬のため使いやすさに利点があります。ただし、感染症のリスクなど注意すべき副作用もあるため、専門医との十分な相談が必要です。
非薬物療法の重要性
薬物療法と並行して、理学療法、作業療法などのリハビリテーションも重要な治療の柱となります。関節可動域の維持、筋力強化、日常生活動作の改善などを目的として行われます。
装具療法では、膝サポーターや足底挿板により関節への負担を軽減します。症状や関節の状態に応じて、適切な装具を選択することが重要です。
長期的な管理と生活の質の向上
定期的な経過観察
リウマチは慢性疾患のため、定期的な経過観察が不可欠です。血液検査により炎症反応や薬の副作用をチェックし、症状の変化に応じて治療内容を調整していきます。
関節の状態についても、定期的な画像検査により関節破壊の進行をモニタリングします。早期発見・早期対応により、長期的な関節機能の保持が期待できます。
心理的サポートの重要性
慢性的な痛みや機能障害は、患者さんの心理面にも大きな影響を与えます。不安や抑うつ状態になりやすいため、適切な心理的サポートも治療の一環として重要です。
患者会や支援グループへの参加、カウンセリングの活用など、同じ病気を持つ方々との交流や専門家からのサポートを受けることで、前向きに病気と向き合えるようになります。
リウマチによる膝痛は、適切な診断と治療により症状をコントロールできる疾患です。早期発見・早期治療により、日常生活の質を維持しながら病気と付き合っていくことが可能になります。
セルフケアを継続しても症状の改善が見られない場合や、複数の関節に症状が広がっている場合は、専門医による詳しい検査と治療をお考えください。
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