膝の上が痛い原因と対処法|階段昇降時の痛みを改善するセルフケア
「階段を上る時に膝の上がズキッと痛む」「膝のお皿の周りが重だるい」といった膝の上部の痛みでお困りではありませんか。膝の上の痛みは、膝の下や内側の痛みとは異なる原因で起こることが多く、適切な対処法を知ることで改善できる可能性があります。
このページでわかること
- 膝の上が痛くなる具体的な原因とメカニズム
- 膝の上の痛みに特有の症状の特徴
- 階段昇降時の痛みを軽減するセルフケア方法
- 医療機関での治療選択肢と受診のタイミング
この記事の流れ
膝の上が痛む主な原因
膝蓋骨周辺の軟骨軟化症
膝の上の痛みで最も多い原因が、膝蓋骨(膝のお皿)の裏側にある軟骨が柔らかくなったり、表面がざらざらになったりする軟骨軟化症です。正常な軟骨は滑らかで弾力性がありますが、加齢や繰り返しの負荷により軟骨の質が変化していきます。
軟骨軟化症は20代から始まることもありますが、40代以降で症状として現れやすくなります。特に女性の場合、筋力の低下や膝蓋骨の形状的な特徴により、男性よりも発症しやすい傾向があります。
軟骨が軟化すると、膝蓋骨と大腿骨の間で生じる摩擦が増加し、炎症や痛みを引き起こします。この状態が続くと、軟骨の表面に亀裂が入ったり、部分的に剥がれたりする可能性があります。
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
膝蓋腱炎は、膝のお皿の下にある膝蓋腱に炎症が起こる疾患です。膝蓋腱は大腿四頭筋の力を脛骨に伝える重要な腱で、歩行や階段昇降の際に大きな負荷がかかります。
スポーツをしていない一般の方でも、日常的な階段の使用や長時間の立ち仕事、体重増加などにより膝蓋腱に過度な負担がかかると炎症を起こします。特に40代以降は腱の柔軟性が低下するため、同じ負荷でも炎症を起こしやすくなります。
大腿四頭筋の機能不全
膝の上の痛みは、膝蓋骨を安定させる大腿四頭筋の機能低下が根本的な原因となることが多くあります。大腿四頭筋は4つの筋肉で構成されており、このうち特に内側広筋の筋力低下は膝蓋骨の不安定性を招きます。
筋力が低下すると膝蓋骨の動きに異常が生じ、軟骨への負荷が不均等になります。その結果、特定の部位に過度な圧力がかかり、軟骨軟化症や膝蓋腱炎の発症リスクが高まります。
膝の上の痛みの症状と特徴
階段昇降時の痛み
膝の上の痛みで最も特徴的なのが、階段の上り下りで痛みが強くなることです。特に階段を下りる際は、膝蓋骨と大腿骨の間にかかる圧力が体重の約7倍にもなるため、軟骨軟化症がある場合は強い痛みを感じます。
階段を上る際は主に膝蓋腱に負荷がかかるため、膝蓋腱炎がある場合は上りの方が辛く感じられます。痛みの程度は軽いものから激痛まで様々ですが、多くの場合は鈍い痛みやズキズキとした痛みとして現れます。
長時間座った後の痛み
映画館や電車での長時間の着座後に立ち上がる際、膝の上に痛みやこわばりを感じることがあります。これは「シアターサイン」と呼ばれる症状で、軟骨軟化症の典型的な特徴の一つです。
座位では膝蓋骨が大腿骨に圧迫され続けるため、軟骨に炎症がある状態では痛みや違和感が蓄積されます。立ち上がって歩き始めると徐々に症状は軽減しますが、初動時の痛みは日常生活に大きな支障をもたらします。
膝前面の圧痛と腫れ
膝の上の痛みがある場合、膝蓋骨周辺を押すと痛みを感じることがあります。特に膝蓋骨の上縁や内側、外側に圧痛が現れやすく、炎症が強い時期には軽度の腫れや熱感を伴うことがあります。
膝蓋腱炎の場合は、膝蓋骨の下端部分に限局した圧痛が特徴的です。触ると硬く腫れていることもあり、膝を伸ばす動作で痛みが増強します。
膝の上の痛みを改善するセルフケア
大腿四頭筋の強化エクササイズ
膝の上の痛み改善には、大腿四頭筋、特に内側広筋の強化が重要です。まず基本的なエクササイズとして、仰向けに寝て膝を伸ばしたまま脚を上げ下げする「ストレートレッグレイズ」から始めましょう。1回10秒間持ち上げ、10回を1セットとして1日2〜3セット行います。
痛みが軽減してきたら、椅子に座った状態で膝を伸ばし5秒間キープする「膝伸展運動」を追加します。つま先を手前に反らせることで、より効果的に内側広筋を鍛えることができます。
エクササイズ中に痛みが増強する場合は、負荷を減らすか一時中止してください。筋力強化は段階的に行うことが重要で、急激な負荷増加は症状を悪化させる可能性があります。
膝蓋骨の可動性改善
膝蓋骨周辺の筋肉や軟部組織の柔軟性を保つことで、膝蓋骨の正常な動きを促進できます。膝を伸ばした状態で、膝蓋骨を上下左右にゆっくりと動かすマッサージを行いましょう。1方向につき10回程度、優しい力で行います。
また、膝蓋骨の上部にある大腿四頭筋のストレッチも効果的です。うつ伏せになり、かかとをお尻に近づけるようにして太ももの前面を伸ばします。30秒間キープを3回繰り返し、1日2〜3回行うのが理想的です。
階段昇降の工夫と代替手段
階段を使用する際は、手すりを積極的に利用して膝への負担を軽減しましょう。上りは痛い方の脚から、下りは痛くない方の脚から踏み出すことで、痛みを最小限に抑えることができます。
可能な場合はエレベーターやエスカレーターを使用し、膝への負荷を避けることも重要です。やむを得ず階段を使用する場合は、一段ずつゆっくりと昇降し、急がないことを心がけてください。
自宅の階段では、段差を小さくするステップ台の設置や、手すりの増設を検討することで、日常生活での負担を大幅に軽減できます。
体重管理と生活習慣の改善
膝蓋骨周辺への負荷軽減のため、適正体重の維持が重要です。体重が1kg減少すると、階段昇降時の膝への負荷は約3〜7kg軽減されるといわれています。急激な減量ではなく、月1〜2kgペースでの段階的な体重減少を目指しましょう。
長時間の同一姿勢を避け、1時間に1回は立ち上がって軽く歩くことで、膝蓋骨周辺の血流を改善できます。デスクワーク中は足元にクッションを置いて膝の角度を調整し、膝蓋骨への圧迫を軽減することも効果的です。
医療機関での治療選択肢
保存的治療の選択肢
医療機関では、まず薬物療法と理学療法を組み合わせた保存的治療が選択されます。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服や外用により、炎症と痛みの軽減を図ります。胃腸障害などの副作用に注意しながら、短期間の使用が一般的です。
理学療法では、専門的な筋力強化プログラムや電気刺激療法、温熱療法などが行われます。理学療法士による個別指導により、自宅でのセルフケアをより効果的に行えるようになります。
症状が強い場合は、ヒアルロン酸の関節内注射により軟骨保護と潤滑効果を期待できます。週1回、計5回の注射を1クールとして、症状に応じて繰り返し行うことが可能です。
専門的治療法
保存的治療で改善が見られない場合、関節鏡を用いた低侵襲手術が検討されます。関節鏡下郭清術では、損傷した軟骨片の除去や軟骨表面の整形を行い、痛みの原因を直接的に改善します。
膝蓋腱炎に対しては、腱の変性部位を取り除く腱郭清術や、体外衝撃波治療などの選択肢があります。これらの治療は専門的な設備と技術を要するため、膝関節専門医での治療が推奨されます。
近年では、患者さん自身の血液から作成する PRP(多血小板血漿)療法や、幹細胞を利用した再生医療も選択肢として注目されています。これらの治療は、組織の自然な修復能力を高める効果が期待されています。
受診のタイミングと準備
セルフケアを3ヶ月以上継続しても痛みが改善しない場合や、日常生活に支障が出ている場合は医療機関への受診を検討してください。特に階段昇降ができない、夜間痛がある、膝の腫れが続くといった症状がある場合は早期受診が必要です。
受診前に痛みの部位、発症時期、痛みの特徴(いつ痛むか、どのような痛みか)、これまでの治療歴をメモしておくと、診察がスムーズに進みます。現在服用中の薬がある場合は、お薬手帳を持参してください。
整形外科では、X線検査に加えて MRI 検査を行うことが多くあります。MRI では軟骨の状態や炎症の程度を詳細に評価できるため、より正確な診断と治療方針の決定が可能になります。
膝の上の痛み改善のポイント
膝の上の痛みは、軟骨軟化症や膝蓋腱炎が主な原因となることが多く、適切なセルフケアにより症状の改善が期待できます。大腿四頭筋の強化、膝蓋骨の可動性改善、生活習慣の見直しを継続的に行うことが重要です。
階段昇降時の痛みや長時間座った後の違和感は、膝の上の痛みの特徴的な症状です。これらの症状を軽視せず、早期から適切な対策を講じることで、症状の進行を防ぐことができます。
セルフケアで改善が見られない場合は、専門医による詳細な検査と治療を受けることで、より効果的な改善が期待できます。膝の痛みは我慢せず、適切なタイミングで医療機関を受診することが、長期的な膝の健康維持につながります。
継続的なセルフケアにもかかわらず症状が改善しない方、現在の治療方法に不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、別の治療選択肢について専門医に相談することが大切です。
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