膝の上の筋肉痛のような痛みが起こる5つの原因を解説

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膝の上あたりに筋肉痛のような痛みがあると、立ち上がりや歩く動作が負担に感じられます。

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それでも痛みの原因をはっきりさせることで、適切な対処や予防策が見えてくるかもしれません。

膝の上の筋肉痛のような痛みが起こる5つの原因

膝の上を中心に起こる違和感や痛みには、主にどのような要因が隠れているのでしょうか。

ここでは代表的な5つの原因について、それぞれの特徴や注意点を解説していきます。

大腿四頭筋の使いすぎ

大腿四頭筋は膝の動作を支える重要な筋肉で、太ももの前側に位置しています。
運動をやりすぎたり、重たい荷物を持ち上げる場面が続いたりすると、この筋肉に大きな負担がかかってしまいます。

疲労が蓄積すると発痛物質がたまり、膝の上部に筋肉痛のような痛みを感じることもあります。
急に負荷を増やすと筋繊維が追いつかず、炎症を起こしやすいので、運動量を調整することが大切です。

このような使いすぎによる痛みは、休息をとることで症状が軽減しやすい傾向があります。
ただし、使いすぎの状態が長期間にわたると、筋力のアンバランスや関節への過度なストレスにつながります。

痛みが和らいでもすぐにハードな練習や動作を再開すると、再び痛みがぶり返す可能性があるので、段階的に負荷を戻すことがポイントです。

筋膜の炎症と緊張

筋肉を包む膜である「筋膜」が、継続的な刺激にさらされることで炎症を起こす場合があります。

筋膜が張った状態になると、周囲の血流が低下し、膝上のあたりに重だるい痛みや張り感が続くことがあります。
スポーツや肉体労働だけでなく、長時間のデスクワークも原因のひとつです。

同じ姿勢を保ち続けると筋膜が硬直して、じわじわと痛みを生むケースがあるのです。

筋膜の炎症が落ち着かないまま放置すると、動かしにくさや姿勢の乱れにつながります。
ストレッチやマッサージで筋膜の緊張をほどくと、痛みが軽くなる可能性がありますが、無理に強い力で押したり伸ばしたりすると逆効果になることがあります。

痛みが強いときは無理をせず、専門家に相談しながら適度なケアをすることが大切です。

腱付着部の炎症

膝の上には大腿四頭筋腱がついており、この腱の付着部分が炎症を起こすと、筋肉痛のようにズキズキする感覚が出ることがあります。

スポーツなどで急な方向転換や強い蹴り出し動作を繰り返していると、腱に大きな負荷がかかり、膝上に痛みを抱えやすくなります。

特にジャンプが多いバスケットやバレーボールなどでは「ジャンパー膝」と呼ばれる症状も知られています。

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腱付着部が炎症を起こすと、表面だけでなく深部まで響くような痛みに発展することがあります。

これらの症状が進行すると、立ち上がり時や階段の昇降など、日常動作ですら痛みを感じる場合があるため、早期の対処が必要です。
患部を冷やして炎症を抑えたり、適切な運動制限を行うなどの対応が有効ですが、自己判断で長引かせると、回復が遅れる恐れがあります。

筋肉の微細損傷

ランニングや筋力トレーニングなど、負荷の高い運動で起こりがちなのが、筋繊維の微小な断裂です。

いわゆる筋肉痛の正体のひとつともされており、運動後に遅れて痛みが生じることがあります。
これが膝上部に集中して起きた場合、太ももの前側に違和感や強い痛みを覚えるかもしれません。

筋肉はある程度の損傷と回復を繰り返すことで強くなりますが、回復が追いつかないほどの強度でトレーニングを行うと、痛みが長引きやすくなります。

本格的に運動を始めたばかりのときや、普段よりハードなメニューに変えたときは、筋肉の微細損傷が起こりやすくなります。

初心者の方は、急に負荷を上げず少しずつ身体を慣らすことが予防につながりますし、経験者の方も適切な休息日を設けることが大切です。
痛みが強いときは軽めの運動に切り替え、無理のない範囲で回復を促すと、結果的にケガのリスクを減らすことにつながります。

関節運動による負担

膝は曲げ伸ばしの動きが頻繁に行われる関節であり、その上下を支えているのが太ももの筋肉です。

 例えばスクワットや階段昇降などで負荷がかかりすぎると、筋肉が炎症を起こしたり、軽い損傷を引き起こすことがあります。

普段あまり運動をしない状態から突然関節に強い負荷をかけると、筋肉だけでなく腱や周辺組織にも過重なストレスが集中してしまいます。
それが膝上の痛みを筋肉痛のように感じさせる原因となることもあるのです。

身体の使い方が悪いまま、繰り返し同じ動作をしていると、関節運動全体に歪みが生じる可能性があります。

膝だけでなく、足首や股関節にも影響が及ぶことがあるため、痛みを抱えたままの運動はできるだけ避けたいところです。

少しでも違和感を覚えたら休息をとり、必要に応じて医師の診断を受けることが回復への近道でしょう。

筋肉痛様の痛みに対する3つの検査方法

膝上の痛みがただの筋肉痛なのか、それとも別の問題が潜んでいるのか。

見極めるうえで行われる代表的な検査を紹介します。

触診による評価

まず、医師や理学療法士は痛みのある部位を慎重に触れることで、痛みの箇所と範囲を確認します。

この触診によって、腱や筋肉、骨の周辺など、どこに異常があるかをおおまかにつかむことができます。
痛みが強い部分や硬くなっているところを見つけることで、原因となっている組織を絞り込む手掛かりになるのです。

触診は患者さんの反応を直接確認できるため、最初のチェックとして重要なプロセスです。

触診によって得られる情報をもとに、「炎症がありそう」「筋肉の硬さが目立つ」「腱が腫れているかもしれない」などの仮説が立てられます。

それを踏まえて、より詳細な検査へ進むかどうかを判断することが多いです。
人によっては触診だけである程度の診断がつく場合もありますが、必要に応じて追加検査を組み合わせて、より正確な診断を目指します。

機能テストの実施

次に行われる可能性があるのが、膝周りの動きを確認する機能テストです。
膝を深く曲げたり伸ばしたり、片足でしゃがむような動作をしてもらい、痛みが出るタイミングや可動域を観察します。

これによって、どの筋肉や腱に特に負担がかかっているのかがわかりやすくなることがあります。
また、左右差を確認することで、痛みのない方との比較も行い、原因をより明確にしていきます。

機能テストでは、痛みを訴えたときの姿勢や表情、動作のぎこちなさなども参考にされます。

膝の動きが制限されている場合は、すでに筋肉や関節が硬くなっているかもしれません。
個人差があるため、一度のテストだけで判断が難しいこともありますが、変化を追うための基準として使われることが多いです。

痛みが強い人には無理をさせないように、医療スタッフがテストの内容を調整しながら進めます。

画像診断による確認

触診や機能テストで異常が見つかったときは、レントゲンやMRIなどの画像診断が行われることがあります。

レントゲンでは骨の状態をチェックし、骨折や重度の変形がないかを確認します。
一方、MRIでは筋肉や腱、軟骨などの軟部組織が映し出され、炎症や断裂があるかどうかがわかりやすいです。

もし筋膜や腱付着部の損傷が疑われる場合、MRIによる精密検査は大きな手がかりになるでしょう。

画像診断は痛みの詳細な位置だけでなく、深部に隠れた病変の有無も示してくれます。
ただし、画像上で特に異常がないのに痛みを感じるケースもあり、あくまで診断の一部として総合的に判断されることが多いです。

検査で大きな問題が見つからない場合は、筋力や柔軟性の不足など、機能面の課題に注目して治療方針を立てることがあります。

痛みを予防する3つの重要ポイント

膝上の筋肉痛様の症状を早期に回復させるためには、日頃の予防が欠かせません。
ここでは、実践しやすく効果的な3つのポイントを取り上げます。

適切なウォームアップ

運動や仕事で膝を使う前には、必ず軽いストレッチや動的な準備運動を行うことが大切です。

大腿四頭筋やハムストリングスを中心に、じんわり伸ばすイメージでウォームアップすると、血行が促されて筋肉が温まります。
筋肉が十分に温まっていない状態で急に負荷をかけると、損傷や炎症のリスクが高まるでしょう。

運動前の数分でもいいので、スクワットや膝の曲げ伸ばしなどで関節を滑らかに動かすことが痛みの予防に役立ちます。

ウォームアップ不足で筋肉が硬いままだと、運動効率も下がりやすいですし、怪我が起こりやすい環境にもなります。

 一方で、運動後のクールダウンも大切です。
特に激しい運動をした後は、ゆっくりと筋肉を伸ばしておくと、翌日に出る筋肉痛の軽減にもつながりやすいです。

運動の前後に少し時間をかけるだけで、膝の上の痛みを抱えにくい身体をつくる基盤を整えることができます。

筋力バランスの維持

太ももの前側だけでなく、後ろ側の筋肉やお尻の筋肉など、全体のバランスを意識したトレーニングが重要です。

大腿四頭筋ばかりを鍛えると、かえって膝上の負担が増し、痛みが出やすい状態を招く可能性があります。
スクワットを行うときでも、上半身の姿勢や足裏の体重の乗せ方を意識しつつ、太ももの内側やお尻の筋肉も使うイメージを持つと、バランスよく鍛えられます。

筋力バランスが整うと、膝に偏った力がかかりにくくなり、痛みや炎症を防ぎやすくなります。
もしすでに膝上に痛みがある場合は、専門のトレーナーや理学療法士に相談して、適切なエクササイズメニューを教わるのも一つの方法です。

自己流で筋トレをしているとフォームが乱れ、かえって痛みが増すこともあるので、正しい動きを身につけることが回復と予防の鍵になります。

過度な負荷の回避

急激に運動量を増やしたり、体に合わない靴で長時間走ったりすると、膝上の筋肉や腱に想像以上のストレスがかかります。

運動に慣れていない段階でハードなメニューに挑戦すると、筋肉が損傷しやすくなり痛みが悪化することもあるでしょう。

「もっと頑張れるかも」と思っても、体が悲鳴をあげる前に休息日を設け、疲れをリセットすることが大切です。

また、体重管理も過度な負荷を避けるうえで重要な要素です。
体重が増えると、その分だけ膝や太ももの筋肉にかかる力が大きくなり、痛みに直結する場合があります。

無理なダイエットも筋力低下を招きやすいので、バランスのいい食生活と適度な運動を心がけましょう。
負荷を適切にコントロールすることが、長く膝を健康に保つための近道といえます。

まとめ

膝の上に感じる筋肉痛のような痛みは、使いすぎや炎症など複数の要因が絡んでいる可能性があります。

症状が続く場合は早めにクリニックを受診し、的確な検査と治療を受けて、快適な生活を取り戻しましょう。


竹下整形外科

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